皆さんこんにちは。
私たちは基本デュオでのキャンプがほとんどで、これまで「ポータブル電源」を持参して、電気毛布や携帯電話、カメラなどの電源を確保していました。
しかし、容量は約700whと小さく、二人分の電気を確保しようとすると、1日で使い切ってしまうことが多々ありました。
また、連泊するとなるとポータブル電源を充電する必要もあり、シガーソケットからの充電では満足に充電することができません。
そこで、注目したのがキャンピングカーで主に使われている「サブバッテリーシステム」です。
今回は、実際に「ポータブル電源」から「サブバッテリーシステム」に変更したことによるメリットやデメリットについてご紹介していきます。
目次
ポータブル電源はもういらない!サブバッテリーシステムで快適キャンプ①
サブバッテリーシステムとは
本来サブバッテリーシステムとはキャンピングカーなどでの車中泊旅などで活躍するもので、車が停止している間は、このサブバッテリーから電源を確保し、暖房や冷蔵庫、キッチンなどを作動させることができるシステムです。
車のバッテリーから直接電源を取ると、バッテリー上がりの原因となりエンジンがかからないなど走行に支障が出るため、このようなサブバッテリーシステムを導入するのが一般的となっています。
また、停車中に使ってしまった電源は、走行充電器によって補充されます。よって使ってしまった電源の充電もできるので、長期での旅の電源確保に優れています。
そこで
日常のキャンプでサブバッテリーシステムを使えないかな
キャンピングカーじゃないけど導入できないかな
と考えた結果、次のシステムを導入しました。
Li time サブバッテリーシステム
12V 230Ah Bluetooth付き防災バッテリー
容量 | 2944Wh |
電圧 | 12.8V |
サイズ | 483*170*240mm |
重量 | 20.69Kg |
- PSE認証済、低温遮断保護、過充電保護、高温保護、過充電保護、過放電保護、過電流保護、短絡保護などの安全保護機能が搭載
- Bluetooth 5.0、自動接続、スマートコントロール&LiTimeアプリでバッテリーを監視
- 強化された低温遮断機能によって低温環境でも安全に使用
- 自動車グレードのリン酸鉄リチウムセルで製造されており、高いエネルギー密度と安定性を実現し、より持続的な電力供給を提供
- 最大200Aの連続充放電電流、最大1000Aの瞬時放電電流
- 鉛蓄電池のように定期的にメンテナンスする必要がないため、バッテリーを使用する際の手間が省けます
LiTime 12V2000W DC ACインバーター
動作温度 | -20°C~40°C |
寸法 (長さ*幅*高さ) | 320 * 188 * 100mm |
重さ | 4.1kg |
持続可能な電力 | 2000W |
入力電圧 | 12.8V |
LiTime 12V 40A走行充電器 MPPT機能付き
運行 | 10°C ~ 45°C |
サイズ | 189mm*148mm*48mm |
おおよその重量 | 1.1kg |
システム公称電圧 | 12V |
電池のタイプ | SLA、AGM、GEL、CA、LI |
充電電流 | 40A |
充電効率 | 最大93% |
充電電圧範囲 | 7V~15.4V |
オルタネータの最大入力電力 | 600W |
ソーラー最大入力電力/電圧 | 600W/30V |
ポータブル電源はもういらない!サブバッテリーシステムで快適キャンプ②
導入費用の比較
私たちはJackeryの708whのポータブル電源を使用しています。
容量が小さいため、最新の3000whのポータブル電源を購入しようとすると
30万円を超えちゃうね
サブバッテリーシステムだと10万円代で購入できちゃうんだ
ただし自分たちで配線しなければならないんだよね
自分たちで施工
ポータブル電源ならそのまま使えますが、サブバッテリーシステムは自分たちで配線して設置する必要があります。そのため、車のバッテリーから車内への配線などは別途購入しました。
電源用ケーブル
ケーブル端子
ランクル80への設置場所
設置場所は実際のキャンプで何度かテストしながら決めました。
当初はラゲッジルームのベッド下に設置していましたが、北海道の冬場だと寒すぎて低温保護機能によって走行充電できないなどの不具合が発生しました。
そのため、運転席後ろの暖房が当たる場所にすることでバッテリーの適正温度を保てるため、現在はこの場所にしています。

ランクル80が電源車に
実際の冬でのキャンプや車中泊でテストを3~4回行いました。
容量が約3000whのため、次のような家電製品だと概ねこれくらいの時間、稼働できることがわかりました。
※注意:使用する家電製品の設定によっても異なります。
ホットカーペット(600w時) | 約4時間 |
セラミックファンヒーター(400w時) | 約6時間 |
電気毛布(弱〜中 50w×2=100w) | 約25時間 |




車中泊であれば消費電力の少ないファンヒーターと電気毛布を使用しても十分快適に過ごせたね
キャンプ泊だとさすがにホットカーペットは厳しいけど、電気毛布だけなら余裕だね
炊飯器や電子レンジ、ドライヤーなども使えそう
ランクル80が電源車として使えるから1年通して楽しめるね
メリット・デメリットのまとめ
ポータブル電源からサブバッテリーシステムに変更したことでのメリットとデメリットを次にまとめました。
メリット
- コストパフォーマンスが良い
- 走行充電が可能
- あらゆる家電製品が使える
- 電源サイトを使用する必要がない
デメリット
- 極寒期は積み下ろしが必要
- 車内が狭くなる(車種によります)
- 設置導入までに手間がかかる
どのような製品でもメリットとデメリットは存在しますが、テストを繰り返してきた結果、メリットの方が大きく感じました。電源サイトにこだわる必要もなくなり、通年で車中泊やキャンプが楽しめるのは大きな魅力です。
もちろん「ポータブル電源」は手軽さが大きな魅力でもあり、私たちはテント内での予備電源として併用しています。
キャンピングカーでなくても、長旅でのキャンプ泊や車中泊を考えている方などの参考になればと思います。
それではまた!